杉村 啓『白熱洋酒教室』を読みました。
読めば洋酒が好きになる! 洋酒入門の決定版!
洋酒って、度数も高いし、難しくてとっつきにくい……。もしかして、そんな風に思ってはいませんか? 洋酒は、日本と風土や食文化の異なる土地で生まれたお酒です。だから、日本に生まれ育った私たちが、最初は苦手に思うのも当然なのです。けれど、本書で紹介するウイスキー、ラム、そしてブランデーは、いずれも世界中で楽しまれているお酒です。つまり、楽しみ方さえ分かれば、誰でも洋酒がおいしく飲めるようになるのです。じっくりと飲めば飲むほどおいしさが分かるようになり、歴史も含めた奥深さの虜になってしまうこと請け合いです。さあ、人生を変える一杯に出会うために、奥深く美味しい洋酒の世界をのぞいてみましょう!
杉村啓+アザミユウコ『白熱洋酒教室』校了しました!! ウイスキー、ラム、ブランデー……これを読めば、あなたもきっと蒸留酒が好きになる! pic.twitter.com/NHmsAgPknj
— 平林緑萌 (@seikaisha_moegi) 2015年10月2日
本書では 洋酒の中でも、蒸留酒のウイスキー、ブランデー、ラムの 三種について、
製造方法や出産国、歴史や楽しみ方、選び方について
初心者にもわかりやすく、かわいいイラストを交えてじっくりと描いています。
ウイスキー
ウイスキーは独特の煙たさから避けれれがちですが、経験を積んで味を体にしみこませるほど、よりおいしく飲むことが出来る不思議なお酒です。
少し前に朝ドラで有名になりましたが、まだまだ魅力があまり知られていないお酒。
初心者は癖の少ないジャパニーズウイスキーがおすすめらしいです。
ラム
飲むというよりは、カクテルやお菓子に使われるイメージのあるラム。
サトウキビからつくられているんですって。知りませんでした。
実は4万種類と、世界で最も種類豊富なお酒だそうです。
三角貿易時には奴隷と交換されたり、給料の代わりに支払われていたラム。
イギリスの砂糖法や酒の原材料への貿易の締め付けが原因で、独立戦争が起こったエピソードもあり、国家を動かす力も持っていた恐ろしい酒でもあります。
味や見た目と違い、度数が高いので、飲みすぎには気を付けましょう。
ブランデー
洋酒の王様、ブランデー。
高級な金持ちが飲むお酒というイメージがあり、最高級のブランデーはキリがないほどの高級酒ですが、
お手頃価格で飲みやすかったり、チョコなどにも入っていて、意外と身近なお酒でもあります。
果実酒を蒸留した酒であり、豊かな風味が魅力です。
その歴史は長く、13世紀には「命の水」という万能薬として重宝されてきました。
三角貿易時には、報酬や賄賂に使われ、一端を担ったそうです。
沢山のお酒に出会うには、BARに行ったり、セミナーに行ったり、工場見学をしたり、酒屋さんで試飲してみたり、様々です。
洋酒は経験を積むほど自分がレベルアップし、おししさがわかるお酒です。
本書では自分に合った「運命の一本」を見つけるために、ぜひ色んなお酒を飲んでみましょうと提案しています。コンビニで買うお酒もおいしいですが、たまにはこんなお酒を飲むのもいいですね。
発売記念イベントがあったようです。